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  • 2020.1.23
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書評 学びを結果に変える アウトプット大全

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読書などでいくらインプットしても、アウトプットしなければ記憶として定着することはない。「自己成長」はアウトプットの量にこそ比例する。
アウトプットが苦手な人は、まずは「話す」ことから始めよう。読んだこと、聞いたこと、自分が体験したことについて第三者に話してみよう。
「話す」ことに比べて「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促す。書くことで脳に信号を送り、集中力を高め、積極的に情報を収集することができるようになる。
インプットの「読む」と「聞く」、アウトプットの「話す」と「書く」に加え、「行動する」も重要だ。

アウトプットしなければ記憶に定着しない
「読めば読むほど知識がつき、成長できる」と考えている人がほとんどかもしれない。だがここで重要なのはインプットの量ではなく、アウトプットの量である。アウトプットしなければ記憶として定着することはない。
インプットはただの「自己満足」にすぎない。「自己成長」はアウトプットの量にこそ比例する。

アウトプットの法則(1)情報を何度も使う
1つ目は、「2週間に3回使った情報は長期記憶される」である。インプットした情報は、何度も使わないとすぐに忘れてしまう。
情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなる。2週間の間にその情報を話したり聞いたりしよう。

アウトプットの法則(2)成長の螺旋階段
自己成長におけるインプットとアウトプットの関係を表現した言葉だ。
成長するためには、インプットとアウトプットをどんどん繰り返す必要がある。インプットとアウトプットをセットで行うことにより、螺旋階段を上るように少しずつ成長していく。
自己成長のためには、このサイクルがとにかく重要だ。

アウトプットの法則(3)黄金比は3:7
この比率でインプットとアウトプットを行うと最も効率的.

ある研究において、大学生を対象に、勉強時間のうち「インプット」(教科書を読む)と「アウトプット」(問題を解く)の時間配分を調査した。その結果、インプット対アウトプットの平均的な比率は7対3だった。

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験を見てみよう。100人以上の子どもたちに、人名図鑑に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱させた実験だ。覚える時間(インプット時間)と練習する時間(アウトプット時間)の割合を変え、最も高い結果を出したグループを調べた。最も高い結果を出したのは、インプットとアウトプットが3対7だったグループだ。これがインプットとアウトプットの黄金比だといえよう。

思うように成長しないのは、インプットが過剰になり、アウトプットが不足しているからだ。黄金比を意識し、アウトプットを増やそう。

アウトプットの法則(4)フィードバックする
「アウトプットの結果を見直し、次にいかす」である。
インプットとアウトプットのサイクルを回すにあたり、絶対に欠かせないプロセスがある。それは「フィードバック」だ。これは、アウトプットの結果を評価し、その結果を踏まえて次のインプットに修正を加えるという作業である。見直しや反省、改善、方向修正、微調整、原因究明などが該当する。

失敗した場合にはその原因を追究し、対策を講じよう。成功したときには、その理由を考えてさらなる改善を求める。そうすれば必ず成長がみられるというわけだ。せっかくのアウトプットも、やりっぱなしでは成長につながらない。

3つのアウトプット:話す、書く、行動する
話す
昨日読んだ本の感想を家族や友人、後輩に話すだけでいい。そうすれば、あなたの考えや思考、想いなどが言語化され、脳は活性化し、記憶の増強や定着に大きく貢献する。

感想を話すときのコツは、「自分の意見」「自分の気付き」をひとつでも盛り込むことだ。
そうすればあなたの話に価値が生まれる。

また「話す」とき、ポジティブな言葉を増やすことを意識しておきたい。ポジティブ心理学の研究によると、ポジティブな言葉を増やせば仕事も人生も結婚生活もすべてうまくいくことが判明しているからだ。ノースカロライナ大学の研究では、仕事の成功や良好な人間関係のためには、ポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上必要であるということがわかっている。

書く
「話す」ことに比べて「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促す。なぜなら、書くことで、脳幹網様体賦活系(RAS/Reticular Activating System)が刺激されるからだ。RASとは、脳幹から大脳全体に向かう神経の束、つまり神経のネットワークであり、「注意の司令塔」という別名をもっている。

RASが刺激されると、大脳皮質全体に「目覚めよ! 注意せよ! 細かいところまで見逃すな!」という信号が送られる。すると脳は、集中力を高め、積極的に情報を収集するというわけだ。検索エンジンにキーワードを入力するようなものだと理解すればいいだろう。

書くことは、RASを最も簡単に刺激する方法だ。書くことによって脳を活性化させ、記憶力や学習能力を高めることができる。

なお同じ「書く」でも、ノートパソコンを使わず、手で書くことをおすすめする。そのほうがより長く記憶が定着し、新しいアイデアを思い付きやすいことが明らかになっているからだ。

行動する
本書において「行動する」は、「話す」「書く」以外のすべてのアウトプットを指す。

著者は続けることが得意で、メルマガを13年間毎日発行、Facebookを8年間毎日更新、年2冊以上の出版を10年連続など、さまざまなことを継続。

1つ目が、「今日やる」ことだけを考えるということだ。たとえば「今日はスポーツジムに行きたくない」と思う日があったとする。そんなときには、「行くだけ行こう」「5分だけやろう」と考えてジムに行ってしまえば、30分、1時間と時間が過ぎていくだろう。続けようと思えば思うほどブレーキがかかるので、「今日」「今」やることだけを考えよう。

2つ目が、楽しみながら実行することだ。つらいことを続けることは不可能なので、継続したいことの中に楽しみを見つけよう。

3つ目が、目標を細分化することだ。ダイエットをしたいなら、「10キロダイエットする!」という目標を細分化し、「1カ月で1キロ痩せる!」という目標を立てよう。「ちょい難」課題に挑むとき、ドーパミンが最大で分泌される。進捗や達成度が管理しやすくなり、モチベーションアップにつながるというメリットもある。

4つ目が、結果を記録することだ。目標達成までの進捗を記録することで、ドーパミンが出やすくなり、モチベーションが上がる。

5つ目が、結果が出たらご褒美をあげることだ。目標達成時にご褒美がもらえると、さらにドーパミンが分泌される。著者は、本の1章を書いたときには少し高級なウイスキーを飲む、本を1冊書き上げたら海外旅行に行くなどのご褒美を設定している。

アウトプット力を高めるトレーニング法
日記を書く
1つ目は、「日記を書く」である。
日記を書くことには、5つのメリットがある。それは、「アウトプット能力、書く能力が高まる」「自己洞察力、内省能力、レジリエンスが高まる」「『楽しい』を発見する能力が高まる」「ストレスが発散される」「幸せになる」だ。

アメリカのブリガムヤング大学の研究によると、日記にポジティブなことを書いた人は、その日の出来事を書くだけの人に比べて幸福度と生活に対する満足度が高かったという。さらにその内容を誰かにシェアすると、彼らの幸福度と満足度が2~3倍に向上することもわかっている。

読書感想を書く
もう1つは、「読書感想を書く」だ。これは、ビジネススキルを伸ばしたい人におすすめのトレーニング法である。

読書感想を記すことのメリットは7つ。「本の内容が定着する」「本の内容を深く理解できる」「本の内容が整理される」「文章力がアップする」「思考力がアップする」「自己洞察が進む」「飛躍的に自己成長できる」である。

読書感想のテンプレートは、「ビフォー」+「気づき」+「TO DO」だ。

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