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  • 2016.5.22
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駐車場の空き車対策

Q.月極駐車場を所有していますが、空き庫数が増えてきました。駐車場の“空車対策”というのはありますか。

A.駐車場の対策というのは、アパートや賃貸マンションの空室対策と比べると、ずっとシンプルです。方法としては、①料金を下げる ②もっと付加価値を高める ③別の活用方法を考える の3点でしょう。
①の「料金を下げる」は、貸し駐車場が多すぎて需要を上回っている場合は、ある程度は仕方ないですね。でも「価格競争」に陥るのは、あまりお勧めしたい方法ではありません。そこで、②の「付加価値を高める」という方法を具体的に考えてみます。ライバルの駐車場より、同じ料金なら「こっちがいい」と利用者に実感していただく方法です。
まず、一番先に思い付くのは「舗装にする」という方法。美観もよくなり雑草も防げます。雨の日など、利用者にとって大きなメリットがあるでしょう。ただし、舗装された貸し駐車場は珍しくはありません。
次に「外灯をつけてセキュリティを高める」という方法。車を大切にしている利用者にとって、自宅から見えるところに「愛車を停めることができない」というのは心配でしょう。同じ主旨で「入口にバーを設けて契約車以外は入れないようにする」という設備もあります。これなら空き部分はコインパーキングとして活用することが出来ます。ともに費用がかかりますので、駐車料金の相場によるでしょう。「屋根付きにする」というのもありますが、かなり「高く貸せる」ことが前提となってしまいます。那覇中心部に近ければ良いかもしれません。
どうせ空いているなら「一台当たりのスペースを大きくする」というのも差別化のひとつです。月極駐車場は、なるべく多くの台数が停められるように、一台当たりの巾を2.5m程度にしているケースが多いですね。大きい車や運転に慣れない人にとっては、停めるのに一苦労です。スーパーの駐車場並みに、巾も通路も広くすると、それが「強み」になるでしょう。
駐車場利用者の悩みのひとつは、車の備品やタイヤ等を置くスペースがないことです。そこで、どうせ空いているなら「保管庫」を設置してあげるというアイデア。これなら別料金をとることも可能です。結構な需要が掘り起こせるかもしれませんね。
もうひとつ「洗車する場所がない」という悩みのために、洗車スペースを作れるなら、検討してはどうでしょうか。給排水や、他の契約車両に水がかかるとか、水の使用頻度とか、色々と課題は多いのですが。
このように、自宅から多少なりとも離れたところに車を駐車する利用者の目線で考えてみると、「月極駐車場に望むニーズ」に対して、応えられるアイデアは、まだまだ考えられるのではないでしょうか。
最後は③の「別の活用方法を考える」です。もともと土地を「ずっと駐車場として運用したい」というオーナー様は少ないと思いますので、需要が落ち込んだのを機に、別の活用方法を模索してはどうでしょうか。まず思い浮かぶのは「コインパーキング」です。入口付近の「一部だけ」をコインパーキングにすることも可能ですね。もちろん、その需要があるかどうかが一番重要ですが。
コインパーキングは「繁華街近く」というイメージがありますが、駐車場が市街地から離れた場所なら「コンテナ等でスペース貸しをする」という運用法も多く使われています。自宅の収納スペースが足りない、という人は多いですし、商売の道具や在庫を置きたい、という需要も根強いものがあります。「スペース貸し」の特徴は、「一度借りたら長く使っていただける」ということです。同じコンテナで「バイク置き場」とする方法もよく紹介されていますね。
土地活用の最後は、「店舗(コンビニや飲食店)を誘致する」。あるいは、「アパート・賃貸マンションを建てる」などですが、こちらは税金対策と合わせながら検討されてはいかがでしょうか。
「駐車場が空いてしまったが、何も打つ手はない」ということはないでしょう。
ただし、費用対効果を考えたうえでの(最低限度の)投資は必要です。

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