沖縄県の不動産競売の現状について
4月26日付 新聞記事より「競売数が過去最小で任意売却活発」との見出しがありました。
現在の沖縄の不動産市況は上昇傾向にあり、抵当権者の金融機関や債権回収会社としては競売より高値で売却できる任意売却の方が資金回収上も有利なため、支払いが困難な場合はそのような方向性で動いていると思われます。
那覇地裁管内の競売新規受付数は、ピーク時の2005年1,583件に対し、2022年174件と約9%ですので、競売経由の個人による不動産投資は沖縄ではやりづらいかもしれません。
現在の競売参加者は法人の不動産買取業者が中心で、ついで個人投資家の方が参加しているように見えます。
不動産競売は、不動産を所有している人が税金を滞納した場合や抵当権者からの申立てがあった場合に行われます。競売にかけられる不動産には土地や建物などが含まれます。
2022年の沖縄県の不動産競売については、物件や日程、入札方法や手続きなどの詳細については、競売実施前に那覇地方裁判所などで発表することになります。
不動産競売には、現金による入札が中心になりますが入札方法や手続きには注意が必要であり、競売に参加する場合は事前に十分な情報収集を行うことが重要です。