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  • 2013.5.13
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不動産管理会社での仕事を見てきて

不動産会社に勤めて、退職する社員の一番多い理由のキーワードが「退去処理」だそうです。
 入居者と費用負担などでトラブルになったり、大家さんと入居者との間で費用負担がかみ合わない場合など板挟みになっって精神的にもたなくなることだと聞いたことがあります。
 大切な業務でありますが、トラブルが発生しやすい業務でもあります。ですので、常に慎重に行う必要があります。
 当社の場合も大きな退去時のトラブルは今のところありませんが、可能性はあります。
 大家さんは、可能な限り入居者負担で修繕してほしいと思っていますし、入居者は可能な限り少ない費用負担で退去したいと思っています。その双方の費用負担を管理担当者は、根拠を持って説明しなければなりません。
 ※最近だと国土交通省のガイドライン
 経験豊富なベテランの管理担当者は、少々のことではへこたれないですが、経験の浅くコミュニケーション力の弱い担当者だと調整ができず、悩むことが多くなります。最終的には、職場を去ることになるでしょう。 
 そこで、上司や幹部の出番です。コミュニケーションの取り方(反応の取り方)、理論習得(適切な知識を学び、常に説明責任を果たす能力を磨くこと)を朝の時間に勉強会を開き、ローテーションで発表させ討論することです。
 先輩のフォローやケーススタディーなどを行い、能力を高めること。
 逆にいえば、退去処理がシステム(ルール、標準化、入居時教育、担当の能力を磨くなど)として機能し、先輩や上司がフォローすれば、社員定着率も高まりそうです。
 海外の不動産管理会社(中国など)の場合も根本的には、社内マネジメントシステムがしっかりできているかどうかが、このビジネスの成否を分けそうです。
 海外では、さらにトラブルが多いのもこの不動産管理サービスです。
 不動産賃貸管理業は、人対人のコミュニケーションが非常に多い仕事です。新人でも2年もすれば、人を見極める力がついたり、提案したり、異業種に比べても多く学ぶことができる業種です。
  日々の学習、学びこそが円滑な業務につながります。そして、オーナーと入居者との潤滑油になり、管理会社の本来の役割を果たすことができると考えています。
 オーナー様も管理担当者の仕事を理解すると、担当者の励みになり、より一層管理物件への愛着もわいてくると思います。

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