セルフリフォームの可能性
以前、ご紹介したセルフリフォームについて、もう少しご紹介したいと思います。
少し前までは賃貸物件を改装したいと相談があると日本ではその貸し方はダメですよと断ることが一般的でした。
しかし、最近首都圏を中心といてレオパレスのように入居時クロスの色を好きな色へ変えて有料サービスやその他改装可能な物件が増えてきています。
背景としては、空室の増加です。
特に1年程度の空室が生じると何が原因で空室になっているのか特定させなければなりません。
そのうえで、付加価値をつけて借主を見つけることになります。
そういった背景で、シェアハウスやリノベーション、セルフリフォームなどその他多くの空室対策といわれる「手段」があり、満室経営を目指します。
アパート経営の最大の「目的」は、相続対策から節税、キャッシュフローの最大化など大家さんによって異なってきますが、満室経営だけは共通すると思います。
セルフリフォームに関しては、改装可能というのは貸し出し方によるものなので、費用が出ていくものではありません。
また、即効性という点に関しても始めるのに時間はかかりません。
改装可能物件はなぜ好まれるのかというと、
・市場に供給される物件量が少なく、改装して住みたい一定数の需要があること。
大家さんの心配事として、
・次の人に貸し出せないような変な改装をされたらどうしよう
・構造的に支障をきたす恐れはないか
など心配事があります。
そのためには、契約条件の作成やしっかりとしたルールごとが必要になります。
日本社会も成熟化し、価値観が多様化しているため、新しい方法として海外の事例を取り入れていくこともアプローチとしておもしろいのではないかと思います。
私も古い管理物件などで空室が出た際にチャレンジしてみたいと思っています！
