不動産業界の未来像~町の不動産屋さん編~
不動産業界は、社会情勢の変化で大きく変わります。
業界の20年後の変化を編集長独自の視点で予想しました。
下記は私の予想です。
~町の不動産屋さん~
町の不動産屋(社長:夫 専務:妻)の大部分は淘汰されると予想します。
ビジネスが成り立つエリアでは、大手系かフランチャイズ店が安定的に仲介業をするでしょう。
町の八百屋、魚屋や肉屋さんが淘汰され、もしくはコンビニへ鞍替えしたように、スーパーやコンビニがエリアをカバーするのと同じ構造です。消費者の求める取引の安全性、サービス水準に旧来の不動産屋さんは対応できないからです。また、賃貸アパートで「大手系の仲介手数料0」のトレンドがいつの間にか当たり前になり、街の不動産屋さんは仲介手数料がもらえない時代になっているかもしれません。
フランチャイズ店も増え過ぎるとコンビニのように潰れたり入れ替わったりと不安定要素はあります。
大家さんも世代交代で息子などが相続し、大学卒業者などの高学歴者が増えるためか投資分析や需要分析など客観的な企画、分析が必要になりそうです。
沖縄県内のアパート平均空き室率も2013年 13%前後 →201●年 15%→ 201●年 18%(将来予想)
県外のように空き室率が上昇し、これまでの地主系大家から2極化が加速し、不動産知識を持ち、意識の高い個人・法人投資家が増加する。
場当たり的な業者は、世代間の価値観の違いなどで、管理会社を交代され淘汰されるでしょう。
また、大手が進出しない田舎などは、細々と不動産屋は生き続けるかもしれません。