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宅建士が選ぶ!本当におすすめできる不動産一括査定サイト13選 2024年版

筆者は宅建士として、不動産会社の立場で不動産一括査定を10年近く利用しました。実体験から言えることは、以下の2つのポイントです。

  • 不動産一括査定の査定額は不正確な場合が多い
  • しかし便利なサービスなので、うまく使えば役に立つ

3大都市圏などの都市部では、不動産一括査定サイトを使うよりも、大手不動産会社にオンラインの査定依頼をかける方が確実です。しかし、大手不動産会社は地方では対応が遅かったり、対応していなかったりすることがあります。

そこで地方部では、不動産一括査定サイトを使って複数の地元不動産業者とコンタクトを取り、その中で信頼できる不動産会社を探すのがおすすめです。

ではどうすれば信頼できる地元不動産会社を探せるのかというのがこの記事のテーマです。

この記事は、宅建士資格を保有するアップライト合同会社の立石が作成しました。

ケース別「おすすめの不動産一括査定サイト」

ここでは筆者の経験から、「このような物件には、この不動産一括査定サイトがおすすめ」という、ケース別のおすすめサイトをピックアップします。

ただし、どの不動産一括査定サイトも、エリアによって、提携する不動産会社の数に大きな差があります。十分な数の不動産会社に査定依頼を出すためには、複数の不動産一括査定サイトを併用する必要があるかもしれません。

都市部なら大手不動産会社の価格査定が正確

不動産売買を行う宅地建物取引業者は、全国に12万5,638社存在します。その中で、不動産売買市場の売上の半分以上を大手6社が占めています

このように、不動産市場は大手が非常に強い構造になっているのが特徴です。

大手不動産業者は、コンプライアンスを徹底しており、売買に関わるリスクを保証する保険サービスなども整備されています。また、価格査定システムも非常にしっかりしているため、信頼性の高い査定書を出してくれます。

特に、三井不動産リアルティ(三井のリハウス)は、業界でも唯一価格査定の正確さを強調しており、その点が高く評価されています。

都市部の一般的な物件であれば、まずは三井のリハウスで価格査定を依頼することをおすすめします。

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もし、都市部ではあるが超大手系不動産会社のエリア外であった場合、準大手不動産会社が多く提携しているLIFULL HOME'Sか、HOME4Uを試してみてください。

LIFULL HOME'Sの売却査定には、大京穴吹不動産、積水ハウス不動産グループのような有名企業に加えて、京急不動産や明和地所といった準大手系が多数提携しています。

こういった企業であれば、超大手系に負けない正確な価格査定を出してもらうことができます。

HOME4UはNTTデータグループが運営するため、信頼性が高く、長谷工リアルエステート、大京穴吹不動産、伊藤忠ハウジング、住友林業ホームサービスといった大手不動産会社が多数参画しています。

HOME4Uに参画する不動産会社の査定額も信頼性が高く、確実な売却戦略を立てることができます。

地方の地元不動産会社を探す時のおすすめサイト

こんな感じのエリアは地元不動産会社が強い

一方で、大手不動産会社は地方で力を発揮できない場合が多く、地元の有力な不動産会社に仲介を依頼した方がいいケースも目立ちます。

特に田舎では、市街化調整区域や都市計画区域外といった特殊なエリアが多く、地方独自の法令や条例に基づく規制を熟知している地元の不動産会社に依頼するのが安心です。

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地方の不動産に強い不動産一括査定サイトとして、筆者はリガイドリビンマッチイエウールなどをおすすめします。

リガイド(Re-Guide)

運営歴が長くサポートがしっかりしているので、不動産売却初心者の方におすすめできるサイトです。一見地味に見えて、地方での定型不動産会社数が多く、地元業者をしっかり比較して探したい方に向いています。

リビンマッチ

IT企業ながら全国に支店を持っており、地方に強い体制を整えています。田舎の物件でも査定できるケースが多く、また倉庫など変わった物件の査定にも対応できます。

イエウール

月間利用者数が2万人を超える有力サイト。定型不動産会社数も2000社を超えている、業界大手です。迷ったらイエウールを利用しておくのが無難かもしれません。

イエイ

老舗サイトのひとつですが、運営が株式会社じげんに変わり、パワーアップしています。昔から好評だった「おことわりサービス」は健在で、利用者に代わって不動産会社に断りの連絡をしてくれます。

マンションなら専門サイトが一歩リード

そのマンションのデータを持っている不動産会社が強い

マンション売却は一戸建てに比べて難易度が低く、どの不動産会社でも取り扱いは可能です。しかし、マンション専門の不動産会社は、他社が持っていないデータを保有していることもあり、非常に正確な価格査定が可能です。

例えば、マンションの新築時に配布されたカタログやデータを保管しており、その情報を基にした精度の高い査定ができる会社もあります。

購入希望者への物件案内でも、詳細な情報提供ができるため、売却の成功率が高い傾向もあります。そのため、マンションの売却を考えている場合は、マンション専用の不動産一括査定サイトを利用するのが効率的です。

マンションナビ

マンション専門サイトなので、マンションに強い不動産会社がそろっています。査定が早いという点も好評で、全体に使い勝手がいいと評価されています。

農地や特殊案件はリビンマッチがおすすめ

農地などの売却には独特のノウハウが必要

筆者は不動産会社を経営していた時、数多くの農地の価格査定を行いました。農地の査定は一般の不動産査定システムでは対応できないため、独自の査定プログラムを外注して制作したほどです。

経験上、リビンマッチから送られてくる農地の査定依頼は多く、リビンマッチを利用すると農地に対応できる不動産会社とのマッチングが期待できます。

農地は対応可能な不動産会社自体が少ないため、リビンマッチを利用しても適切な会社が見つからない場合には、リガイドなどの他の不動産一括査定サイトを試してみてください。

売る気がなくても気軽に試せるAI査定

不動産一括査定サイトは、基本的には不動産を売る人と不動産会社を結びつけるためのサービスです。

不動産会社は査定情報にお金を払っていますので「全く売る気がないけれども、査定だけさせよう」といった事は、あまり望ましくありません。

その点、匿名で利用できるAI査定であれば誰にも迷惑がかかりません。全く売る気がない不動産の査定であっても気軽に試してみることができます

特にマンションであればIESHIRUが非常に便利です。

IESHIRUの検索窓に、価格を知りたいマンションの名前を入力するだけで、数秒後には概算の相場価格が表示されます。

不動産一括査定サイトの仕組み

不動産一括査定サイトのしくみ
不動産一括査定サイトのしくみ

不動産一括査定サイトは、不動産会社が見込み客とコンタクトし、仲介依頼を取ることを目的として作られています。

そのため、ユーザーは無料で利用できますが、不動産会社は情報を1件受信すると、それに対して情報料を課金されます。

不動産一括査定サイトの情報料は1件あたり1万5000円程度としている場合が多いようですが、条件により幅があります。

一部に、この金額を取り返そうとして強めの営業をかける業者がいるため、次のようなデメリットが存在します。

不動産一括査定のデメリット

ここまで説明したように、不動産一括査定サイトでは、登録している不動産会社に情報料を課金しています。各不動産会社は、その金額を取り返す必要があります。

特に気になるのは、手っ取り早く仲介を取りたい会社が実際よりも高く無理のある査定額を提示するようになったことです。

宅建士である筆者の目から見ると、ちょっと信じられないような査定書を出してくる業者もいます。「今ならこの価格で売れます」という営業トークは信用しない方がいいでしょう。

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こういった背景があることを理解し、一括査定を上手に利用してください。

当社の実験でも「査定額は正確でない」と判明

当社(サイト運営を行うアップライト合同会社)では、大阪と栃木のマンション・一戸建てを、実際に一括査定で売却してみたレポート記事を作成しました。

そのいずれの事例でも査定額が不安定で、正しい査定額を出してくれる業者の数は5割以下であることがわかりました。

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不動産一括査定では、何社もが一斉に査定を出してくるため、仲介の取り合いのような状況になっています。そのため、実態より高い査定額を出すことが増えてしまうのでしょう。

高い査定額は簡単に出せますが、その価格では売れず、最終的に売主にはデメリットしか残りません。そういった注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

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本記事はサイト運営を担当しているアップライト合同会社が制作し、トーマ不動産が監修を行っています。

実は一括査定サイトと提携していない不動産会社の方が多い

不動産一括査定というと、多くの不動産会社が登録しているように感じますが、実際はそれほどでもありません。

不動産業者(宅地建物取引業者)は令和2年度の統計で12万5638社あるのに対して、不動産一括査定サイトの提携会社数は、大規模なものでも4500社ほどです。

2000社や4000社もの会社が登録していると聞くと多く感じますが、全不動産会社のわずか3%なので、エリアによってはたくさんの不動産会社にコンタクトできるものの、エリアによっては提携している会社がない場合もあります。

不動産一括査定のメリット

不動産一括査定サイトは、もともと不動産会社のために作られたサービスです。しかし、便利な仕組みであり、不動産一括査定がなかった時代に比べると、不動産売却の効率ははるかに向上しています。

とくに、地方エリアで地元の有能な不動産会社を探す場合は、不動産一括査定サイトが最も便利なツールといえるでしょう。

「そのエリアに強い」不動産会社を探すことができる

不動産一括査定の最大のメリットは、スマホさえあれば査定依頼ができる利便性にあります。

首都圏などの都市部であれば、強力な販売力をもつ超大手不動産会社がすぐに見つかります。しかし、地方ではそのエリアをカバーする優秀な不動産会社を探すことは困難でした。

不動産一括査定サイトを使うことで、その労力を大幅に削減できます。

田舎に行けば行くほど不動産会社探しは難航しがちですが、そんな時に不動産一括査定サイトが役立ちます。

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ユーザーは無料で利用できる

不動産一括査定サイトは、不動産会社から料金を取っています。そのため、ユーザーは無料で利用できるというメリットがあります。

もちろん不動産会社はお金を払っているので、できればその費用を取り返したいと考えています。

しかし、そんな背景を理解していれば、不動産一括査定をうまく活用することができます。不動産会社も「査定依頼をしたなら絶対売ってくれ」とまでは思っておらず、少しでも売却意思があればアドバイスをしてくれます。

以下の記事などを参考に、不動産会社の立場を理解した上で、うまく活用するようにしてください。

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しつこい営業はが必ずあるわけではない

多くの不動産解説サイトでは「不動産一括査定はしつこい営業が心配」と書かれています。

しかし、当社が査定依頼をしたケースや、栃木県の知人にモニターさせてもらったケースでは、しつこい営業をしてくる不動産会社は1件もありませんでした。

絶対にしつこい営業はない、とまでは言いきれませんが、田舎ではあまり心配はありません。不動産会社の競争が激しくないので、圧の強い営業をしなくてもいいからです。

一方で、都心部などでは不動産会社間の競争が激しく、場合によってはしつこい営業があるかもしれません。

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もし、「どうしてもしつこい営業にあいくない」という場合は、一括査定サイトの「イエイ」を選ぶといいでしょう。イエイがユーザーに代わってお断りしてくれるサービスがあるからです。

不動産を高く売るコツと不動産一括査定の利用法

不動産一括査定サイトを利用する以上、できれば不動産を高く売りたいものです。

しかし、不動産を高く売るにはそれなりのノウハウが必要です。また最大のポイントは、じっくり時間をかけて売却活動を行うことです。

一戸建ての売却には平均11か月かかる

アットホーム株式会社の調査によると、一戸建て住宅の売却には平均11か月かかります。意外と長くかかる点は、押さえておいた方がいいでしょう。

マンションでも平均6か月かかっています。

また、不動産売却では、焦って早く売ろうとすると価格が安くなります。高く売りたいと思うと売却期間が長くなる傾向があります。

そこで、売却を焦らず急がず、じっくりと取り組むことが高値売却の第一のコツです。

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査定額に惑わされず、地道に取り組んでくれる不動産会社を選ぶ

筆者が不動産一括査定を使う場合、意味なく高値の査定書を出してくる仲介業者は信用せず、仲介を依頼しません。

意味のない高額の価格査定書は、ただの空手形であり、その価格での売却を保証してくれるものではありません。むしろ売却期間が長くなり、最終的に買い叩かれてしまう可能性さえあります。

そこで不動産一括査定サイトを賢く利用するために、価格査定に来てくれた不動産営業マンの人柄や会社の方針をじっくり見て、地道に売却に取り組んでくれそうな会社を選んでください。

地場の小さな会社にも、優秀な社員はいます。

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内覧時は不動産会社に任せて直接交渉などはしない

実務として仲介業務を行っている中で、内覧時に売主が買い手と直接交渉を始めてしまう場面ではかなりハラハラしてしまいます。

厳しい価格交渉が入ったとしても、不動産業者が仲介に入っていれば、一旦預かり冷静に判断することができます。

しかし、売主と買い手が直接話をしてしまうと、後で取り消すことができません。

また、「持ち帰って売主と相談します」といった形で話を落ち着かせ、仕切り直して価格交渉を再度行うこともできなくなります。

したがって、内覧時は不動産会社に任せ、直接交渉は避けるようにしましょう。

不動産一括査定サイトQ&A

不動産一括査定サイトは、うまく使えば便利です。しかし、人生で何度も使うものではありませんから、疑問点があって当然です。

この章では、多くの人が疑問に思う不動産一括査定の特徴と、かしこい利用方法を解説します。

不動産一括査定サイトの利用は本当に無料?

不動産一括査定サイトは無料で利用できますし、後から料金が請求されることもありません。しかしそれは、提携している不動産会社が料金をを負担しているためです。

そこで、査定を依頼する際は、本当に売却を検討している物件限定で依頼してあげてください。売却の意思がない物件でも査定は出せますが、不動産会社としては意味のないただ働きとなってしまいます。

査定額によっては売りたい、ということであれば不動産会社も納得できます。その場合は利用しても問題ないでしょう。

詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。

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不動産査定にはどれくらい時間がかかる?

不動産の価格査定は、精度を上げようとすればするほど時間がかかる傾向があります。

例えば、一戸建て住宅のざっくりとした査定なら30分程度で可能ですし、AI査定なら数秒から数十秒で結果が出ます。

ただし、こういった査定は概算に過ぎず、ある程度の誤差が出てしまいます。

正確な査定額を出すには、机上査定でも現地を外観から確認したりや役所を回って調査を行う必要があります。そのため、1日から2日程度の時間を見ておくとよいでしょう。

もし今すぐ大まかな査定額を知りたい場合、以下の記事を参考にしてください。概算程度なら自分で出すことができます。

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高額査定を狙うにはどうすればいい?

まず、高額査定そのものに意味がないことを理解してください。

不動産の査定額は、クルマの買取査定と違って、実際の売却価格を保証するものではありません

そこで、高額査定よりも正しい査定額をもとに、どのようにして高く売却するかという戦略こそが重要になります。

意味のない高額査定について、詳しくは以下の記事でご確認ください。

正確な査定を希望する場合は、三井不動産リアルティ(三井のリハウス)をおすすめします。三井が正確な査定を出す理由については、以下の記事で解説しています。

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イエウールは査定のみの利用でも大丈夫?

イエウールなどの不動産一括査定サイトを、査定のみで利用することはぜひ避けてください。こうしたサイトでは不動産会社が費用を負担しており、基本的には売却を希望する人のために存在しています。

詳しくは以下の記事でご確認ください。

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不動産一括査定の価格が予想より低かった場合はどうすればいい?

査定額が予想より低かった場合、以下の対策が考えられます。

  1. 都市部の場合:大手仲介会社で正確な価格査定を受ける
  2. 地方の場合:他の不動産一括査定サイトを利用してセカンドオピニオンを得る

どちらかの方法で、最初の査定額が正確だったかどうかを確認し、次のステップに進んでください。もし、セカンドオピニオンも同じように低い査定額であれば、感覚の違いかもしれません。

その上で高値で売却を狙う場合は、長期戦を覚悟し、不動産会社と相談しながら戦略を立てることが重要です。

不動産一括査定サイト13選

不動産一括査定には新規参入業者が多く、サイト数もどんどん増え続けています。

ここでは全国対応の不動産一括査定サイトをリストアップし、その特徴をまとめました。このほかにも多くの不動産一括査定サイトがありますが、まず筆者が利用したことがあるサービスを中心に紹介します。

不動産会社の立場で見た、具体的な特徴やメリット・デメリットもお伝えしています。

サイト名対応エリア提携社数特徴
三井のリハウス全国主要都市287店舗最大手の仲介会社
LIFULL HOME'S全国4538社(2024年9月時点)登録不動産会社が多い
三菱地所グループTAQSIE(タクシエ)首都圏43社各社のエース社員のみが在籍
RE-Guide不動産一括査定(リガイド)全国900社以上データ以上に優秀で地方に強い
マンションナビ全国約2500店舗マンションに実力発揮
イエウール全国2,300社以上地方の不動産会社をコツコツ拾っている
すまいValue全国6社大手のみに査定依頼できる
athome売却査定依頼サービス全国2350社以上大手ポータルサイト
SUUMO売却全国約2000店舗顧客満足度91%
HOME4U全国約2300社運営歴が長い老舗サイト
リビンマッチ全国1700社以上農地やビルなどにも強い
おうちクラベル全国非公開一括査定依頼後、AIが算出した相場価格がわかる
すまいステップ全国800社以上イエウールの姉妹サービス
イエイ全国1700社運用歴17年以上の老舗

都市部なら三井のリハウスからスタート

高い査定額を出すと予備知識のないユーザが仲介依頼をしてしまう傾向があることは、すでにお伝えしました。

その点、三井のリハウス(三井不動産リアルティ)は正確な価格設定を打ち出して、信頼性の高い査定額を出してくれます。これは三井不動産リアルティが創業時より、不動産仲介業の透明性確保を強く推進してきたからでしょう。

上記公式サイトでも、三井のリハウスが正確な査定額を大きく打ち出していることがわかります。

そこで都市部の不動産に関しては、まず三井不動産リアルティの価格査定をとっておくことをお勧めします。

その上で一括査定サイトを使うと、どこが正しい査定を出しており、どこが不誠実な査定書を出しているかが判断できます。

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賃貸同時査定ができるリガイドは地方にも強い

筆者が不動産会社の立場で最も気に入っていたのは、リガイドです。

リガイドは不動産会社への課金金額が安く、そのためガツガツ営業しなくて良いという特徴があります。情報課金が安いということは、無理矢理お客さんから契約を取り付けなくても良いことにつながります。

また、登録不動産会社数が実は多いということにつながっています。

筆者が行った実験では、全国の地方都市で最も成績が良かったのはリガイドで、かなり田舎でも登録不動産会社を見つけることができました。

しかも賃貸同時査定が出せるので、売ろうか貸そうか迷っている場合にもお勧めです。

農地やビルなど特殊物件ならリビンマッチ

筆者が宅建業者として最も長く利用したのはリビンマッチで、かれこれ10年近くお世話になりました。

リビンマッチは農地やビル、アパート、倉庫など、どんな物件でも大抵は査定依頼をかけることができます。筆者の事務所はかなり田舎にあったので、特殊物件の査定依頼が多く、リビンマッチとの相性が良いと感じていました。

様々なタイプの物件の査定を行う不動産会社が多数登録しているので、「こんな物件を査定してもらえるのだろうか」と迷うようなケースでは、リビンマッチを選んでみるのがよいと思います。

人物重視なら三菱地所系列のタクシエがおすすめ

筆者は、三菱地所系列の不動産会社のウェブサイト制作に携わったことがあります。その時、三菱地所のコンプライアンス意識の高さに驚かされました。

そんな三菱地所関連サービスのタクシエでは、大手不動産会社51社のトップ営業マンのみが在籍しており、エース級社員のみに売却相談ができるという特徴があります。

地方の不動産売却ならイエウールがおすすめ

筆者が沖縄県名護市に事務所を置いて宅建業を行っていたとき、数ある不動産一括査定サイトの中で、わざわざ出張してきてくれたのはイエウールだけでした。

イエウールでは地方の不動産会社も発掘し、日本全国様々なエリアで査定が出せるように努力しているようです。

田舎でなかなか対応する不動産会社がない場合は、イエウールを試してみるのがいいでしょう。

ユーザー目線で使いやすいサイトで、インターフェイスにもさまざまな工夫がされています。

まとめと不動産を高くスムーズに売却するためのポイント

ここまで見てきたように、不動産一括査定サイトは、不動産会社が仲介契約(媒介契約)を取るためのサービスです。そのため、ユーザーが上手に利用しないと、不動産売却がスムーズにいかないなどのデメリットがあります。

特に不動産を高く売りたい場合は、根拠のない高すぎる査定額を出してくる不動産会社は避けてください。

どんな仕事でもそうですが、現状分析が正しくできなければ、正しい戦略を立てることはできません

不動産の売却戦略も同じです。まずは正しい価格査定からスタートしましょう。決して高すぎる査定額に騙されないようにしてください。

その点、おそらく業界で唯一「正確な査定額」を打ち出しているのは、三井のリハウスです。

都市部であれば、筆者は三井不動産リアルティの査定を取っておくことを強くお勧めします。

一方、大手仲介業者は田舎には対応していません。その場合は、田舎に強い不動産一括査定サイトを利用し、不誠実な価格査定に騙されることなく、しっかりとした担当者を探してください。不動産会社を決めるときは、人物重視で選ぶのがコツです。

筆者が利用したことがある不動産査定サイトの中から、田舎に強いものをピックアップすると、以下の3社が挙げられます。

賃貸同時査定ならリガイド、農地やビルなどの特殊物件ならリビンマッチがおすすめです。

サービス名運営会社提携不動産会社数同時依頼数対象エリア
三井のリハウス三井不動産リアルティ289店舗(直営)1社全国(市街地中心)
LIFULL HOME'S株式会社LIFULL4538社(2024年9月時点)10社全国
TAQSIE(タクシエ)三菱地所グループ大手のみ54社3社首都圏
HOME4U株式会社NTTデータ スマートソーシング2,300社以上6社全国
SUUMO売却査定株式会社リクルート2,000店舗以上10社全国
イエウール株式会社Speee2,300社以上6社全国
すまいステップ株式会社Speee1,000社以上4社全国
すまいValueすまいValue事務局841店舗6社全国(市街地中心)
おうちクラベルSREホールディング株式会社非公開最大15社全国
リビンマッチリビンテクノロジーズ1,700社以上全国
不動産売却の窓口リビンテクノロジーズ1,100社以上全国
マンションナビマンションリサーチ株式会社2,500店舗9社全国
マンションマーケットマンションマーケット2,500店舗9社全国
IESHIL株式会社リブセンス非公開3社一都三県
イエイ株式会社じげん1,700店舗以上6社全国
タウンライフ不動産売買タウンライフ株式会社180社以上全国
マイスミEX株式会社じげん6社全国
RE-Guide株式会社ウェイブダッシュ900社以上10社全国
いえかつLIFE株式会社 サムライ・アドウェイズ800社以上6社東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府
いえうりNon Brokers 株式会社1,400社以上平均34社全国
アットホームアットホーム株式会社2,352社20社全国
ズバット不動産売却株式会社ウェブクルー800社以上6社全国(都心中心)
HowMa株式会社コラビット非公開6社東京、神奈川

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