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「三井のリハウス」の評判や口コミを調査!悪い点といい点をリストアアップしました

三井のリハウスを運営する三井不動産リアルティは、業界第一位の最大手企業です。

そのため、良くも悪くも、三井のリハウスのメリットは大手のメリットであり、デメリットは大手のデメリットと考えていいでしょう。

三井のリハウスの口コミを見ることで、大手不動産会社の全般的な傾向がつかめるはずです。

この記事では、三井のリハウスの口コミを、アメブロの記事およびX(旧ツイッター)のポストから紹介していきます。加えて、筆者が宅建士として感じるコメントも掲載しました。

この記事は、宅建士資格を保有するアップライト合同会社の立石が作成しました。

三井のリハウスの悪い口コミ・評判

三井のリハウスに関する口コミで、良くも悪くも目立つのは「人の質」について。

三井不動産リアルティの社員に対して「良い」という意見もあれば、「信用できない」という声も見受けられます。

ある意味不動産業界全体を代表するような問題ですが、人の質にはブレがあるという点は、押さえておいてもよさそうです。

三井のリハウスの営業マンは質が悪い?

不動産仲介において避けられない、人材の質のバラつき。三井のリハウスでも避けられないようです。

不動産の仲介業務はどうしても属人性が強く、同じ会社の同じ店舗でも、優秀な人材とそうでない人材が混在することも避けられません。

三井のリハウスであっても信頼性の低い担当者がいるということが、口コミから伺えます。

連絡を待っていたこと。 もう5月だけど、という苦情。 不信感をいだいていること。 最後に、 「別の会社への依頼を検討しています」 の旨をメール。 音沙汰なし!!!(5月22日時点。そろそろくるかな。)

出典:achiyu-mamaのブログ

この方は、三井のリハウスの営業マンから約束通りの時期に連絡が来なかった点を指摘しています。しかも、それが何度も繰り返され、かなり信頼できなくなったようです。

こういう事例はX(旧Twitter)などでも見られました。やはり人材の質を高いレベルに揃えるのは、難しいことだと感じさせられます。

三菱地所グループが運営する「タクシエ」というサービスは、人材の質に着目した不動産一括査定サービスです。

大手不動産会社54社からエース級社員600名を選抜し、その中から3名が対応してくれます。

売却相談に対して「質のよい売却提案が届く」と評判がよく、確かに画期的なサービスだと感じます(※ただし、現在は首都圏のみのサービスです)。

大手の安心感に、なおかつ、人材の質的なブレを最低限に抑えるというコンセプト。人材の質に不安がある場合は、試してみてもいいでしょう。

また、タクシエはセカンドオピニオンとしての利用も可能です。

三井のリハウスは「囲い込み」をしている?

「囲い込み」とは、不動産の売却依頼を受けた不動産会社が、仲介手数料を独占するため他社に物件情報を流さず、自社だけで売却を進める行為を指します。

この行為自体は宅地建物取引業法に違反するわけではありませんが、売主にとってデメリットが大きくなる場合があります。

特に、売却までの期間が長引いたり、物件の価格が下がりやすい点に注意が必要です。特に大手不動産仲介会社ほど、この「囲い込み」が行われる傾向があると報道されています。

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ウェブメディアの記事でも、三井のリハウスは両手仲介率が高い、という点が指摘されています。

一例として、ダイヤモンド不動産研究所の記事でも、三井不動産リアルティや住友不動産販売といった超大手の「両手比率」に言及されています。

この記事は業界でも広く読まれているのですが、若干の疑問点も残りました。

実は「両手比率が高い」というだけで、囲い込みをしていると断言できないのです。

超大手は短期間に自社で客付けをして、売却する力を持っています。そこで、すぐに売却を完了してしまうから両手比率が高いとも考えられます。

そこで、筆者としては、超大手の場合は囲い込まれているかどうかを過度に心配する必要はないと考えています。

三井のリハウスは田舎に対応していない?

これは筆者自身が口コミとしてぜひお伝えしたいことなのですが、三井のリハウスを始めとした大手不動産会社は少し田舎に行くとすぐ対応できなくなってしまいます

以下の記事の取材で明らかになったのですが、三井のリハウスを含む大手不動産会社は栃木県宇都宮市にさえ対応していませんでした。宇都宮市といえば、栃木県の県庁所在地です。これはかなり残念だなと感じます。

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そこで田舎では、「大手はほぼ使えない」と考えておくべきです。

地方では、不動産一括査定サイトなどを利用して、地元の不動産会社のなかから信頼できる業者を選ぶ必要があるでしょう。その際は、以下の記事を参照して仕事ができる地元業者を探してみて下さい。

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三井のリハウスのいい口コミ・評判

三井のリハウスのいい点も、他の大手不動産会社に共通する内容が大半です。大手はどこも、同じようなサービスを用意しているからです。

しかし1つだけ「三井のリハウス独自」といえる特徴があります。

それは、価格査定が正確なこと。その結果、値引きせずに短期間で売り切る事も特徴のひとつです。

会社としてしっかりした体制である

今回調査してみた、アメブロやX(旧Twitter)におけるよい口コミの多くは、三井のリハウスのサポート体制の充実度と信頼性に関するものでした。

たとえば、自宅売却を経験した方のアメブロの記事では「査定時から信頼性が高かった」と評価されていました。

写真が非常にきれいだったことや、短期間で成約したことも評価されています。ブログ記事では、契約後のフォローについても以下のように述べられています。

契約後のフォローも 売り手、買い手のことを考えた サービスも多く安心して 進めることができました。

出典:GRACEFULL LIFE

この「契約後のフォロー」は、三井のリハウス独自の360°サポートを指しています。売買契約前に無料で設備や建物の調査を行い、売買完了後に不具合が発生した場合は、補修費用などを三井のリハウスが負担します。

さらに、三井のリハウスが仲介に入る場合、他社物件でもこのサポートが適用されるのがポイントです。

こうしたサポート体制は、大手不動産会社ならではの強みといえるでしょう。

価格査定が正確に出せる

三井のリハウスは、不動産業界でおそらく唯一価格査定の正確性を公式ホームページで強く打ち出している会社です。

以下の公式サイトを見ていただければ分かりますが、いかにも儲かりそうなキャッチフレーズではなく、地味ながら大切なポイントを打ち出しています。

こういった点はXのポストでも確認することができました。

少し古いですが、湾岸エリアのマンション仲介における価格乖離率の低さについて、次のようなポストが目にとまりました。

「ほぼ値引きは行わず売出し価格で成約している。」と書かれているとおり、値下げをせずに売り切るのが三井のリハウスの特徴です。

広告力があり短期売却ができる

データによると、マンションの売却に6か月程度、一戸建ての売却には11か月かかるとされています。

このデータについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

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それに対して三井のリハウスの場合は、はるかに短期間でしかも値下げをすることなく売却を完了していることがわかります。

公式サイトのデータから作成

三井のリハウスでは約65%の顧客が2か月以内に成約、また46%の顧客が1か月以内に成約しています。

このように値下げをせず、短期間で売り切るという信頼性の高さは、他の不動産業者からも一目置かれるポイントです。

三井のリハウスが向いている人・向いていない人

三井のリハウスが向いているかどうかは、売却する物件の種類や場所によって異なります

都市部のマンションなどは、特に三井のリハウスが得意とする物件です。

一方で、田舎や建築に制限のあるエリアの物件にはあまり向いていません。そもそも、三井のリハウスはそのような地域には対応していません。

ここでは、三井のリハウスが向いている人と向いていない人を、もう少し深掘りしていきましょう。

都市部の住宅などを売却する人に向いている

三井のリハウスは、都市部の住宅売却に強みがあります。

都市部で売却しやすい物件であれば、小規模な不動産会社よりも、リハウスなどの大手仲介会社の方が向いているでしょう。

リハウスは売れ筋物件に強く、短期間で値下げすることなく売却する力を持っています。

大手ならではの安心感を求める方にもおすすめです。

売却前に無料で不動産調査を行い、売却後、物件に問題が発生した場合は最大500万円まで保証してくれる制度もあります。

このような手厚い保証を無料で提供できるのは、大手ならではの強みといえるでしょう。

地方の物件や農地など変わった物件は向いていない

一方で、三井のリハウスを始めとした大手不動産仲介会社は、少し地方に行くだけで対応できなくなってしまいます。

すでに述べた通り、栃木県宇都宮市レベルの都市であっても、大手不動産会社は対応していませんでした。

また、地方エリアには市街化調整区域等の取り扱いが難しい区域が存在し、大手不動産会社はあまりやりたがりません。また、得意ではありません。

そこで地方の物件に関しては、地元の不動産会社の中から仕事ができる会社を選ぶ必要があります。

詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひ目を通してみてください。

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ただし、地元の小さな不動産会社は、大手不動産会社よりも人材の質にバラツキがあります。

また不動産の価格査定も正確とはいえないので、査定額が高いか安いかで判断しないで下さい。

それよりも、不動産会社の担当者が信頼できる人物かどうかという点を見るようにすべきでしょう。

最後に、地方に強い不動産一括査定サイトを1つだけ挙げるとしたら、筆者は「リガイド」がいいと考えています。

実際にテストしてみても、リガイドは地方での成績がよく、他の一括査定サイトが対応していないエリアでも査定依頼ができました。

まとめ「三井のリハウスはこんな会社」

商号三井不動産リアルティ株式会社
English NameMitsui Fudosan Realty Co., Ltd.
本社東京都千代田区霞が関3丁目2番5号
交通/アクセス
設立1969年7月15日
資本金20,000百万円
年間売上高(連結)185,964百万円(2023年度)
従業員数4,499名(単体)、5,188名(連結)(2024年3月31日現在)

三井不動産リアルティは、かつて三井不動産販売という名前の会社でした。

その三井不動産販売が、中古不動産の仲介業に乗り出したのは1970年代末ごろ。「三井のリハウス」の名称を使用し始めたのは、1981年にCIを導入した時からです。

翌1982年に、宮沢りえが出演する「三井のリハウス」のCMが放送されました。

ではなぜ、三井不動産リアルティは中古不動産業界に乗り出したのでしょうか?

実は1970年代以前、大手は新築販売を行い、中小企業が中古住宅を販売するというすみ分けがなされていました。そのため、中古不動産業界はマスコミから「暗黒大陸」と表されるほど不透明な業界だった、という事情があります。

もちろん三井不動産リアルティも利益を追求するために中古不動産業界に乗り出したわけですが、それに加えて「中古不動産流通を正常化する」という目標も掲げていました。

驚いたことに、1970年代には中古住宅で住宅ローンが組めなかったのですが、それを是正したのも三井不動産リアルティです。また、現在のレインズの原型ともいわれる「リハウス流通機構」を立ち上げ、中古不動産情報の流通に革命をもたらしました。

そこで、三井のリハウスが歩んできた道のりは、中古不動産流通の近代化の道のりだったとも評されます。

筆者は、そのような伝統を背景に、三井のリハウスは、現在でも「正確な不動産査定」や「価格乖離率の少ない売却営業」を全面に押し出しているのだと考えています。

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